ダイエット効果のある脂肪燃焼スープとその作り方
ネット上で話題になっていた『脂肪燃焼スープダイエット』について調べてみました。
野菜をたっぷり摂ることで食物繊維がたくさん摂取でき、便秘が解消されるなど他にも色々な効果が期待できるようです。
7日間集中するだけで痩せられる脂肪燃焼スープダイエットは「野菜が嫌い」な人でなければチャレンジすることができます。
また、後ほど作り方やレシピもご紹介していますが、通常のダイエットメニューよりも作り方が簡単で料理が苦手という方にもおすすめできます。
脂肪燃焼スープダイエットとは?
脂肪燃焼スープダイエットは、もともと「病院食」の1つとして、外科手術前の患者向けに考案されたダイエット方法です。
心臓や外科手術前の患者さん向けに、短期間で脂肪を落とすための食事療法として生み出されました。
脂肪燃焼スープダイエットは、一言で説明すると野菜スープを1週間飲み続けるダイエットです。
ダイエットにかかる費用は、料理をつくるための食材費のみという手軽さ。
その他の余分なコストは全くかからないので、経済的負担も避けられるというのは嬉しいポイントです。
コストがかからないことと、スープを飲むだけという簡単さもあって、これまでダイエットが続かなかった人にとってもかなり実現しやすい人気の高いダイエット方法と言えます。
脂肪燃焼スープ誕生の2つの秘話
脂肪燃焼スープダイエットは、「病院食」の1つとして考案されたダイエット方法と記しましたが
その誕生には、いくつかの秘話が語られています。
その中で2つの脂肪燃焼スープダイエット誕生秘話について紹介しましょう。
まず始めに、ある病院の心臓外科で誕生した脂肪燃焼スープダイエットの誕生秘話を簡単にご紹介します。
このままでは手術ができず生死にかかわる大問題でした。
困ったドクターは短期決戦型のダイエットプログラムを作ることにしました。
1日の大半をベッドで寝て過ごしている患者さんは、殆ど運動ができません。
そこで、なんとか食事だけで脂肪を燃焼させるプログラムを考案し病院食として提供しました。
1週間続けたところ、患者さんは見事に痩せて手術も大成功。という話です。
ここで疑問が湧いてくると思うのですが、なぜスープを飲み続けるだけで痩せるのでしょうか。
次に紹介する脂肪燃焼スープ誕生のきっかけは、以下のようなお話しです。
野菜たっぷりの「脂肪燃焼スープ」は、当初は体質改善のためのスープだったのです。
ところが、スープを食べた患者さんのほとんどが、不快症状の改善とともに、ダイエット効果を実感したというのです。
便通が改善し、食べるほどに代謝がアップして行くのです。
肩こりや冷え症などの不快症状の多くは、体にたまった毒素が原因。
本来なら、便として体外に出ていくはずの毒素が腸内にたまっていると、脂肪分や糖分をよけいに吸収してしまい血液はドロドロになり、これが病気や肥満を招いてしまうのです。
このやっかいな毒素を排出してくれるのが、脂肪燃焼スープです。
たっぷりの野菜やコンブが入った脂肪燃焼スープには、大量の食物繊維が含まれています。
脂肪燃焼スープを食べると、その中に含まれる食物繊維が複合的に腸を刺激し、便通を強力に改善し体内に長時間とどまっている便を取り除いてくれるのです。
こうして腸がキレイになれば、血液もキレイになり全身の細胞が活性化されます。
つまり、脂肪燃焼スープは、食べれば食べるほど体内の環境を整え代謝をアップしてくれるというわけです。
当初は、体質改善のつもりだったのですが、これが結果的に強力なダイエット効果につながったと言う事です。
脂肪燃焼スープの効果
以上の2つの脂肪燃焼スープ誕生の秘話から考えられる脂肪燃焼スープで痩せる具体的な理由を見ていきましょう。
「デトックス効果」抜群
食物繊維をたっぷりとることによって、便秘が解消され、体の中に余分な老廃物が溜まりにくくなります。
すると、胃にも腸にも余分な老廃物が溜まりにくくなり、今まで蓄積していた老廃物も食物繊維と一緒に体の外へ押し出されてしまうので体がスッキリデトックス効果を感じることができます。
デトックス効果とは、カラダの中の老廃物や毒素を排出する「解毒」「毒出し」のことをいいます。
体内の毒出しをすることで
・新陳代謝を活発にする
・血液やリンパの流れをスムーズにする
・免疫力自体を高める
など、身体に嬉しい効果が期待できます。
「脂肪燃焼効果」アップ
温かいスープを飲むことによって、体温が上昇し基礎代謝のアップにつながります。
基礎代謝がアップすると、脂肪燃焼効果もアップし、効率よくエネルギーを使用することができるので痩せやすい体質づくりにつながっていきます。
また、人間は一定期間糖質を摂らないと、エネルギー源として糖質ではなく体内に蓄えてある脂肪を使うようにできています。
身体の脂肪は蓄えですが、蓄えは何でも使えば減ります。
身体がエネルギーとして脂肪を使ってくれれば、今まで蓄えていた脂肪が減っていき、体重を減少させることができます。
腸内環境が改善し、便秘解消に効果的
ダイエットの大敵といえばやはり便秘ではないでしょうか。
便秘になると、体重もその分増えてしまいますし、代謝も悪くなり、太りやすくなってしまいます。
しかし、この脂肪燃焼スープには野菜がたっぷり入っているので、食物繊維をしっかりととることができます。
また、便秘は水分不足から起こることも多いのですが、脂肪燃焼スープは水分もたっぷりとることができるので、より一層の便秘解消効果が期待できます。
脂肪燃焼スープを食べるタイミング
これだけの効果をもつスープが、身近にある野菜でできてしまうというのも脂肪燃焼スープの大きな魅力です。
しかも、野菜のうまみがたっぷり溶け込んでいるので味も抜群で苦もなくダイエットをつづけられます。
そのうえ、脂肪燃焼スープダイエットは、やり方も簡単です。
脂肪燃焼スープを食べ始めると、数日で便通がよくなることにビックリするかもしれません。
しかし、それは体内の毒素が排出されているしるしです。
こうして体の中からキレイになることで、自然にダイエットができるのです。
健康的に無理なくダイエットをしたいという人にはピッタリなのが脂肪燃焼スープダイエットです。
脂肪燃焼スープダイエットを促進させる食品
さらに脂肪燃焼を促進させる食べ物と食べあわせることにより、更に効果がアップします。
脂肪燃焼促進の効果を更にアップさせる食べ物としてアミノ酸が含まれている食べ物が挙げられます。
アミノ酸が豊富な植物というと肉・魚・卵・豆類・乳製品などです。
脂肪燃焼スープにはこれらは基本的には入っていませんので、上手にこれらを一緒に取ると良いようです。
肉は食べ過ぎるとこちらもカロリーが高くなってしまいますので、魚や卵などを工夫して、又、チーズなどの乳製品も利用して、バランス良い食事を取る事が脂肪燃焼スープの脂肪燃焼効果を高めるための食べ物の上手な採り方と言えるのではないでしょうか。
また、脂肪燃焼とは逆の食べ物ですが、やはり甘いものがあげられます。
ダイエットにおいて、ストレスを感じ多少の甘いものはいいですが、食べすぎには注意です。
脂肪燃焼スープは痩せパワーが集結!
脂肪燃焼スープには、次の6つの野菜の痩せる要素が集結しています。
1.キャベツ
粘膜を丈夫にしてくれるビタミンUが豊富。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍にも効果があり。
煮て食べると、活性酸素を除去する力が生食の5倍にもなる。
2.タマネギ
ツーンとした特有の匂いの正体、硫化アリルが血液の凝固を抑え、動脈硬化や血栓を予防します。
そして、血液をサラサラにしてくれる。
3.セロリ
カリウム、カルシウムなどのミネラルがたっぷり含まれています。
茎よりも葉の方がビタミンが豊富なので、細かく刻んで、スープに入れるのもおすすめです。
4.トマト
抗酸化作用の高いリコピンが豊富で血液をサラサラに保ってくれる。
赤い色素であるリコピンを多く含む完熟トマトを使うのが効果アップのコツです。
5.ピーマン
ピーマンに含まれるビタミンCは加熱しても壊れないのが特長です。
肌のハリを生成し、シミを予防する作用が高く、美肌づくりに抜群の効果を発揮します。
6.ニンジン
活性酸素を消去する働きのあるカロチンがたっぷり含まれます。
体をあたためる働きが特に強いので冷え症対策にも効果があります。
脂肪燃焼スープのレシピは?
それでは、脂肪燃焼スープのレシピを紹介しましょう。
このレシピは脂肪燃焼スープレシピ本として出版されている本でも情報を手に入れることができますが、是非下記を参考に作ってみてください。
脂肪燃焼スープレシピ(7皿分)
材料
タマネギ(大)…3個
セロリ・・・1本
キャベツ・・・1/2個
トマト(大) ・・・ 3個(またはホールトマト…1缶)
ニンジン・・・1本
ピーマン・・・1個
水・・・1リットル
だし
かつお節・・・10g
鶏がらスープの素・・・小さじ1杯
コンブ・・・5g
しょうが・・・1片
コショウ・・・少々
塩・・・少々
脂肪燃焼スープの作り方
(1)それぞれの野菜を食べやすい大きさに切る。
(2)大きめの鍋にかつお節でだしをとり、切った野菜と鶏がらスープの素、水1リットルを入れる。
(3)10分~20分程度火にかけ、野菜が好みのやわらかさになるまで煮る。
煮詰まってきたら水を足してもよいので好みの味加減に仕上げる。
(4)塩、コショウで味を整える。食べる直前に、すりおろした生姜を入れる。
脂肪燃焼スープのレシピの基本は上記の通りです。
あとは好みでカレーパウダーやチリソースなどを入れても良いと思います。
脂肪燃焼スープのレシピを見ていると、結構簡単に作れそうだなと思いませんか?
そこで、脂肪燃焼スープの作り方はわかりましたが、一日にどれくらい作ればいいのか?とか、何日に一回作りますか?と作り方を疑問に思う方もいらっしゃいます。
結論から言うと、7皿分というのは、一週間(7日間)分です。
要するに夕食なら夕食のときに普通の食事をやめて、この脂肪燃焼スープに置き換えるのです。
それは空腹でつらいと思われがちですが、作り方を見てわかるとおり、その分量は結構多いと思います。
脂肪燃焼スープのカロリーについて
脂肪燃焼スープのカロリーってどのくらいか?気になる方もいるかも知れません。
せっかく脂肪燃焼スープを取り入れても自分が思うよりカロリーが高いようでは、カロリーを厳密に管理している人にとってはマイナスになってしまいます。
でも、ご安心ください。
脂肪燃焼スープのカロリーはかなり低いのです。
下記をごらんください。
脂肪燃焼スープのカロリーの概算
玉ねぎ3個 70kcal
ピーマン1個 10kcal
セロリ1本 13kcal
キャベツ半個 96kcal
トマト3個 97kcal
ニンジン1本 75kcal
ピーマン1個 9kcal
あとは、スープの素などですので、多くても20キロカロリーとして総カロリーは390キロカロリーとなりますね。
390キロカロリーが7皿分となりますので、脂肪燃焼スープを毎日一皿食べるとして、一皿分のカロリーは55キロカロリーとなります。
脂肪燃焼スープを一日一食普通の食事と置き換えたとしたら、いったいどれくらいのカロリーを減らせると思いますか。
人によりますが、少なめに食べたとして、500キロカロリーなどすぐに食べてしまいます。
それが55キロカロリーで済むのですから、脂肪燃焼スープに置き換えるとかなり効果を期待できます。
まとめ
体に良いとされる成分を含む野菜をたくさん使っているため、栄養バランスもよく、新陳代謝もより活発化されるようです。
脂肪燃焼スープの脂肪燃焼方法は急激なダイエットとして行うと時に、リバウンドを起こす事もありますが、上手に行っていけば脂肪燃焼スープは体質改善とダイエットの両方に効果があり健康的にダイエットを行う事ができるようです。
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