千葉県の養老川上流の養老渓谷は、市原市朝生原から大多喜町栗又まで約7kmにかけて続く渓谷です。
春はツツジ、秋は紅葉の名所として知られ、一年を通して多くの人が訪れる千葉県の代表的な観光地の一つです。
特に紅葉が見頃を迎える11月頃には全国から多くの観光客が足を運びます。
そんな千葉の秘境・養老渓谷でぜひ訪れておきたい紅葉スポットをはじめ、2021年の養老渓谷の紅葉の見頃の時期、また行き方や混雑情報についてまとめてみましたので参考にしてみてください。
そして、チャンスがあったら是非出かけてみてください。
養老渓谷の紅葉2021年の見頃時期は?
さて、2021年養老渓谷の紅葉の見頃時期はいつ頃になるのでしょう?
例年の養老渓谷の紅葉は11月中旬頃から色づき始め、見頃は11月下旬~12月上旬とされています。
遅い時期まで美しい紅葉が見られるため、紅葉シーズンの終盤に訪れる方も多くいます。
日本一遅くまで紅葉が見られる場所として知られます。
例年、見頃は11月下旬から12月上旬まで。「今年は紅葉を見逃した」というときでも、養老渓谷ではまだまだ綺麗な紅葉が見られます!
昨年の紅葉の時期について、日本気象協会は以下のように発表しています。
※2021年の紅葉の見頃時期について、未だ更新されていないようです。
各地の紅葉の見ごろ時期は、栃木県の日光・鬼怒川では、色づきが進み、見ごろ間近です。長野県の上高地や岐阜県の白川郷では、10月下旬に見ごろを迎えるでしょう。東京都の高尾山や静岡県の大洞院などでは、11月下旬に見ごろを迎える見込みです。(2020年10月15日発表)
養老渓谷が紅葉で見頃となる11月下旬から12月上旬の時期に、17時から21時30分の間でライトアップが行われます。
ライトアップは、養老渓谷沿いの三カ所で行われます。
※紅葉の状態は標高や樹木の種類などにより、同地点内でも差が生じる場合があります。
おでかけ前に確認することをおすすめします。
養老渓谷の紅葉見どころは?
出典:養老渓谷観光協会
千葉県の養老渓谷は、市原市朝生原から大多喜町栗又まで約7kmにわたる広いエリアで、小湊鉄道のいくつかの駅を拠点として様々なハイキングコースが整い紅葉を歩きながら楽しめる観光スポットとなっています。
色付いた山々を眺望できる大福山展望台、中瀬遊歩道や滝めぐり遊歩道といった川沿いの散策コースのほか、懸崖境・筒森もみじ谷などがあり、春はツツジ、秋は紅葉の名所として知られ、特に紅葉が見頃を迎える11月頃には全国から多くの観光客が集まります。
養老渓谷は、こんなところがおすすめ!
・紅葉ライトアップが楽しめます。
・温泉とともに紅葉が楽しめます。
・駅を降りてすぐ紅葉が楽しめます。
養老渓谷は養老川が作った渓谷周辺を指しますが、自然が作りだした渓谷にはさまざまな景勝地があり、訪れた人の目を楽しませてくれます。
ここでは、養老渓谷内の代表的な紅葉狩りスポットをご紹介します。
ハイキングもおすすめ「中瀬遊歩道」
中瀬遊歩道は、養老川沿いの約1.2kmの遊歩道です。
蛇行した川の走る渓谷に、迫るように広がる紅葉が見どころです。
養老渓谷駅から出発して、この中瀬遊歩道や景勝地・弘文洞跡をめぐるコースは、養老渓谷の代表的なハイキングコースのひとつとなっています。
紅葉狩りをしながら歩くのがおすすめです。
バスでは、小湊鉄道駅養老渓谷駅からバスで粟又行きに乗車して、「天龍荘前」で下車して徒歩10分です。
葛藤(くずふじ)駐車場近くの共栄橋(きょうえいばし)側の入り口からは、弘文洞跡まで進むことができます。
市原市観音橋(かんのんばし)側の入り口からは、弘文洞跡まで行くことができませんのでご注意ください。
大多喜町公式ホームページ👉こちら
岩肌に紅葉が映える「懸崖境(けいがいきょう)」
懸崖境は養老渓谷駅方面から栗又の滝への道の途中、老川十字路付近にあります。
こちらは白っぽい岩肌の崖となっており、独特の地層がよく見えます。
懸崖には針葉樹も適度に点在し、秋には、その岩肌に紅葉の色がよく映えコントラスト鮮やかな紅葉が楽しめます。
紅葉の大木も美しい「梅ヶ瀬渓谷」
養老川支流に位置する梅ヶ瀬渓谷は、養老渓谷の景勝地の中では、比較的「穴場」と言われる存在です。
紅葉の時期には、渓谷全体が色づき、美しい姿を見せます。
九州高鍋藩(宮崎県)出身の教育者、日高誠実がここで暮らしていたといわれ、屋敷跡の紅葉の大木がつくる「紅葉のじゅうたん」も評判の美しさです。
「筒森もみじ谷」も穴場
梅ヶ瀬渓谷と同じく、養老渓谷では穴場的紅葉スポットと言われるのが筒森もみじ谷です。
車ではかなり細い道を通る必要があるので、ハイキング気分で訪れるのがおすすめです。
この付近には黄色いツリフネソウやナンバンギセルも沢山咲き、美しい景色が見られるところです。
秋には深紅に染まる紅葉が美しいことから、「もみじ谷」と呼ばれるようになった場所でもあります。
栗又の滝と紅葉のコラボレーション
「栗又の滝」は、養老渓谷を散策するなら絶対に外せないスポットです!
栗又の滝は養老川の滝のため「養老の滝」とも呼ばれます。
その特長は、100mにわたって続くなだらかな滝の真横が遊歩道になっており、滝を真横から眺めながら歩けることです。
栗又の滝は、滝の下から滝と紅葉を鑑賞して引き返す人が多いですが、遊歩道を歩いて、間近で滝の迫力を感じるのがおすすめです。
自然の力強さ・清々しさを感じられる散策路となっています。
至近距離に滝を見て、その向こうに紅葉を見る景色は、ため息が出るほどの美しさです。
紅葉の時期の養老渓谷ならではの絶景です!
養老渓谷観光協会マップ
養老渓谷の紅葉【動画】
お出かけ前にチェック!紅葉スポット周辺天気・おすすめ服装
養老渓谷周辺の天気予報、気温をおでかけ前にチェックしておきましょう。
こちらのサイトでは、紅葉を見に行く際のおすすめの服装もご案内しています。
長瀞の周辺地図・アクセス
場所
〒298-0200 千葉県夷隅郡大多喜町
養老渓谷の地図
交通アクセス
電車でお越しの方
また、小湊鐵道養老渓谷駅からは粟又行きバスでおよそ15分になります。
紅葉の時期になると、養老渓谷駅から粟又方面行きと梅ヶ瀬方面行きのバスが増発しています。
お車でお越しの方
車でのアクセスは、館山自動車道市原ICから1時間ちょっとで、圏央道市原鶴舞ICからは40分、木更津東ICからは50分になります。
車でアクセスした際の駐車場については、水月寺の近くや粟又の滝そばに、いくつか駐車場が完備されています。
👉養老渓谷の周辺駐車場情報は、こちら
養老渓谷の紅葉混雑情報
養老渓谷の紅葉を楽しめる期間としては、11月下旬~12月上旬頃なっていますが、その期間内でも平日より土日祝日が混雑しやすく、紅葉の見ごろのピークになるにつれて多くの人で混雑しています。
養老渓谷の中心地は、大多喜町と市原市の境界付近となり、千葉県道81号市原天津小湊線沿いには、旅館や土産物屋が建ち並ぶ場所もあります。
養老渓谷温泉街や粟又の滝などもあり、紅葉時には朝の時間帯から夕方の時間帯まで、混雑必須の千葉県でも有数の有名観光スポットとなっています。
そのため出来れば、朝早い時間帯に駐車場に車を置いて、ゆっくり時間をかけて養老渓谷周辺を散策しながら、自然を楽しむのがおすすめです。
こちらの駐車場から滝まで徒歩10分と近く、町営の駐車場のため、いろいろと便利の良い駐車場です。
また駐車場料金は、何時間という時間制の料金帯ではなく、1回の料金のため、こちらに朝早く止めて、1日ゆっくり養老渓谷の散策を楽しむことも可能です。
ただし町営で滝のそばの駐車場というのもあり、大型車は3台 普通車は37台しか停める事ができません。
養老渓谷の中でもやはり1番人気なのが、粟又の滝周辺の紅葉です。
そのため、こちらの粟又町営駐車場を利用する人が多く、こちらまでの道のりは大変渋滞します。
駐車料金が普通車・軽自動車は1回500円、マイクロバスは1000円と安いのも魅力です。
中瀬遊歩道は、養老渓谷の温泉街の中にある、葛藤(くずふじ)駐車場近くの、共栄橋(きょうえいばし)付近から始まり、養老川沿いに設けられた1.2kmほどの遊歩道です。
共栄橋から下流に歩くと、養老渓谷を代表する景勝地の1つでもある「弘文洞跡」もあります。
そのため、中瀬遊歩道も紅葉時は大変綺麗な見所で、混雑する場所でもあります。
また、車での来客が多く、駐車場はこちらも大変混み合います。
こちらの中瀬遊歩道駐車場も、普通車が48台分しか停められるスペースがなく、紅葉狩りの際には早い時間に満車となります。
こちらは、渋滞でも有名な老川十字路付近にある駐車場です。
料金は無料ですが、養老渓谷周辺の駐車場は、ハイピーク時は規制されてしまう事もよくあります。
(養老渓谷の粟又の滝への道が少々細く、大型バスが増えると、すれ違うのにも大変だったりするため、より渋滞が発生してしまうと言う悪循環からです。)
ハイピーク時は養老渓谷駅付近の駐車場に車を停めたあとに、バスに乗り換えて向かうのがスムーズです。
養老渓谷駅付近には、臨時駐車場が点々と設けられ、栗又方面行きか梅ヶ瀬方面行きのバスに乗る流れになります。
紅葉シーズンは、バスの増発もあるので、長い時間バスを待つという必要もなく、渋滞も避けられるので、こちらのような少し離れた場所に駐車し、バス利用するのはおすすめです。
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