エアコン室外機の掃除のやり方!簡単なお手入れで節電効果アップ

エアコン室外機って掃除をしていますか?

部屋のなかにあるエアコン本体の汚れは気になっても、室外機まではなかなか気が回りませんよね!

また、掃除やり方も良く分からいし、室外機は屋外に置くもので、汚れているのが当たり前と思っている方も多いようです。

確かに室外機は、室内機に比べれば汚れに強いため、頻繁に掃除する必要はありません。

でも、室外機をキレイにするとエアコンの効きがよくなり節電効果もアップするなどのメリットがあるようです。

そこで今回は、エアコンの室外機を掃除する方法や室外機の役割について紹介します。

是非、この機会にエアコン室外機の掃除をして、よりさわやかな空気の中で過ごしてみるのはいかがでしょう。

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エアコン室外機の掃除のやり方と準備するもの


ここでは、ダイキン製の室外機型番「R22TES」室内機型番はF22TTES-Wの掃除している動画を紹介しながら詳しくやり方を紹介していきます。

動画は、もりそばたんまチャンネルさんが配信している「結構簡単!?エアコンの室外機を省エネのために掃除してみました。」です。

準備するもの

エアコンの室外機の掃除にあたり準備しておくものを紹介します。

・ドライバー(プラス&マイナス)
・ナイロン製ブラシ
・雑巾
・ほうき、または掃除機
・養生テープ
・水かけ用ホース(高圧洗浄機でもOK)

エアコン室外機の掃除のやり方

自分でエアコンの室外機を掃除する前に、次の3点に十分注意して作業をする必要があります。

・エアコンの室外機の掃除を行うときは、必ずエアコン本体の電源を切りコンセントを外して行ってください。
・エアコンの室外機内部の洗浄を行う際は、絶対に電気部品に洗浄液や水がかからないように注意してください。
・室外機とつながっているホースは、熱交換をしている重要なパーツです。接続部分は特にデリケートのため、乱暴に扱うと冷媒ガスの漏れといった重大な事故になりますので注意が必要です。

まず、エアコンの電源を切ります。

「停止」を押しても「内部クリーニング」と言うモードになるエアコンもありますが、その場合は止まるまで待ちます。


止まったらコンセントを抜きます。


コンセントを抜いても作業するまで5分程待ってください。

室外機は最小限の移動にとどめましょう!


天板を外します。

こちらの製品はネジが3箇所で留まっていました。



電気回路とコンプレッサーがある下写真の部分は水濡れ厳禁です

掃除前に養生テープなどで天板があった部分をふさぎましょう。


ナイロンブラシでフィンの方向に沿って掃除していきます。


フィンは、熱伝導率の良いアルミが使われているため痛めやすく曲がりやすいので、必ずフィンに沿ってナイロンブラシなどで行ないましょう。

ホコリをとり終わったら水で洗い流します。


くれぐれも水圧は強すぎないように洗い流しましょう。

室外機の底にある水の排出口にホコリやゴミがつまりやすいので外して掃除しましょう。


分解時と逆の流れで組み付けを行い天板を戻していきます。


ネジをしっかり締め、元の位置に室外機を戻します。


エアコンのコンセントを入れて動作確認をしましょう。


更に室外機を分解してプロレベルの本格的な洗浄をしてみようと思う方は、こちらの動画も参考にしてみてください。

意外とお手軽にできそうですが、水・洗浄液が電気部分にかかると感電・故障の原因となりますので、しっかり養生し、電気部品にかからないよう注意して作業をしましょう。

作業は自己責任でお願いします。

「【あなたもできる】エアコン室外機 洗浄プロレベルDIY」

エアコンの室外機を掃除するメリット

節電効果がある

エアコンの室外機を掃除すると、節電につながるというのが大きなメリットがあります。

ホコリなどの汚れが室外機にたまると、室外機がスムーズに作動できません。

放熱の効率も悪くなり、エアコンの効きが悪くなります。

すると余計な電気代がかかってしまうため室外機を掃除することによって電気の消費を抑えることができるという訳です。

例えば、裏側のフィンがホコリまみれになって目詰まりすると、通常よりも余計にフィンを回さなければいけません。

そこで、掃除してスムーズに動くようになると、より少ない電力で大きく室温を変えることができるのです。

室外機からでる異音を防げる

室外機がうるさい原因として考えられるのは3つになります。

・室外機にゴミが詰まっている
・室外機の振動
・経年劣化

このうち1つ目のゴミが詰まっている場合には、お掃除で綺麗になります。

室外機にホコリや、枯葉、ゴミなどが詰まると異音の原因につながっているため掃除することで、室外機の音が小さくなるというメリットもあります。

室外機の振動が原因の場合には、室外機の周りを片付けたり、位置を変えたりすれば静かになります。

ただ、経年劣化の場合には、お掃除のプロも解決は難しいです。

つまりは故障という可能性もあるのでメーカーさんに相談しましょう。

エアコンの故障リスクを減らせる

室外機を掃除していないと負荷がかかり、故障してしまう可能性もあります。

エアコンを掃除することで故障を防ぎ、エアコンを長持ちさせることができます。

特に、室外機のフィンは、汚れて目詰まりを起こしやすい箇所です。

ゴミやホコリなどで目詰まりをすると、エアコンの室外機がうまく機能しなくなり、室内機に余計な負担がかかってしまいます。

これはエアコンの故障や寿命が縮まってしまう原因になるため、しっかりとお掃除する必要があります。

エアコン室外機の役割と5つの部品


エアコンの室外機の掃除の必要性を理解して頂けましたでしょうか?

ここでエアコンの室外機の役割りについて触れたいと思います。

室外機の役割


エアコンの室内機と室外機は、それぞれ別の重要な役割を果たしています。

冷房運転時、室内機は部屋の空気を吸い込み、熱だけ奪い取って冷たい空気を吹き出しています。

奪われた熱は、室内機と室外機をつなぐパイプを流れる冷媒ガスによって室外機に運ばれます。

一方、室外機は屋外の空気を吸い込み、部屋から運ばれた熱とともに屋外に吹き出しています。

室外機には、冷媒ガスを循環させるポンプの役割を担う『圧縮機』が搭載されており、熱を屋外に放出して冷たくなった冷媒ガスを室内機に送り出す、という仕組みです。

室内機が部屋の熱を奪い、冷媒ガスが室外機へと運び、室外機が熱を放出するというサイクルを繰り返すことで、室内が涼しく保たれるというわけです。

エアコンは室内機と室外機がパイプでつながっています。

簡単に言うと、部屋中の暖かい空気を吸い込んだ室内機は、その空気を冷やす作業を行なっています。

その際に熱が発生してしまうので、その熱をパイプを通って室外機の方に流します。

室外機では、主に2つの作業を行います。

・流れてきた熱を再び冷やす
・熱を外に放出する

このようにすることで、熱のやり取りを行なっているのが室外機です。

ここでエアコンの室外機の役割で間違われやすい点が1つあります。

空気のやりとりはしていないと言う点です。

あくまで、熱のやりとりだけ、ということになります。

エアコンの室外機についている5つの部品

熱交換器(フィン)

熱交換器は、その名の通り熱を交換するところ。空気を温めたり、冷やしたりしています。

エアコンには欠かせない部品で、室外機だけでなく、室内機にも入っています。

プロペラファン・ファンモーター

ファンは、モーターとセットになっています。

ファンモーターによってファンを回転させ、風を起こします。

室外機を正面からみたときに、ぐるぐると回転している部分です。

熱を効率良く外に出すために使われています。

コンプレッサー

日本語でいうと、圧縮機です。

冷媒ガスを圧縮し、高温にさせる部分です。

冷媒ガスが、エアコンの室内機と室外機を行ったり来たりして、熱を運んでくれています。

吹き出しグリル

室外機を正面から見たときに見える、金属の網状の部分です。

室外機の内部にゴミが入り込むのを防いでいます。

蜘蛛の巣や枯葉がつきやすいので、一番お掃除のしがいがあるところです。

室外機へのひと工夫と簡単なお手入れで節電効果がアップ


室外機は熱の交換をする場所なので、冷風をつくるときには室外機の周りが涼しいほうが、暖房をつくるときには周りが暖かいほうが効率がよくなる仕組みになっています。

そこで、以下のような環境をつくることでエアコンの節電や故障回避にもつながります。

● 室外機の前に物を置かない

室外機の前に物があると、吐き出した熱がはね返ってもう一度吸い込んでしまい、効率よく熱の交換ができなくなってしまいます。

室外機は空気そのものを部屋に取り込むことはありませんが、熱交換器を冷却するためにファンが回転していますので空気の通り道を塞がれると冷却効率が落ちてしまいます。

特に、室外機の裏側から外気を取り入れて表側から空気を排出する構造になっているため室外機の前後には物を置かないように気を付けましょう。

● 夏は室外機にすだれをかける

冷房を使うときは室外機の周りが涼しくなるように、日陰をつくりましょう。

すだれやカーテン状に育つ植物を置けば、直射日光を避けることができます。

ただし、距離が近すぎると通気の妨げとなるので距離をとって置くなどの工夫をしてみてください。

エアコンを稼働させない時期には、汚れを防ぐカバーを取り付けるのも有効です。

元々汚れには強い構造となっていますが、強風による枯れ葉などのゴミや虫の侵入を防ぐことができます。

●室外機の周辺の掃除

強風や雨などによって室外機の裏側や周囲に枯れ葉やゴミなどが溜まりやすくなります。

マメにほうきなどで掃いたり枯れ葉やゴミなどをとるだけでも効果があります。

これらを意識するだけでも効果が得られるようです。

エアコン室外機の掃除についての口コミ

まとめ

室外機に汚れがたまると負担がかかり、余計な電気を消費します。

最悪の場合は、突然故障してしまうこともあります。

室外機を掃除することは、エアコンの電気代の節電にもなり故障リスクを減らせると言う事になります。

是非、室外機も一緒に掃除することをおすすめします。

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