エアコンのカビ掃除の簡単なやり方とその予防方法【吹き出し口】

エアコンのフィルターは掃除するけれど、吹き出し口キレイにするのを忘れがちな人は意外と多いようです。

お手入れをせずに放っておくとカビが繁殖してしまい、知らない内に臭いカビ菌を室内中にまき散らしてしまっているかもしれません。

エアコンの吹き出し口に付いているカビの殆どは「黒カビ」と言われるものです。

黒カビの汚れは落としづらいイメージがありますが、エアコンの吹き出し口の黒カビはコツさえつかめば意外と簡単に自分で落とすことができます。

エアコンの吹き出し口は、清潔に保っておかないと健康に影響を与えてしまう大切な部分です。

是非、この機会にエアコンの吹き出し口をこまめに掃除して臭いを気にせず快適なおうち時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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エアコンの吹き出し口のカビ掃除のやり方


自分でエアコン吹き出し口を掃除する場合は、次の点に十分注意して作業をする必要があります。

・エアコンの吹き出し口の掃除を行うときは、必ずエアコン本体の電源を切りコンセントを外して行ってください。
・発火、破損のおそれがあるため、消毒用アルコールなどの可燃性の溶液や次亜塩素酸ナトリウムなど腐食性のある溶液で掃除しないでください。

エアコンの吹き出し口のカビは、表面に付いているだけなので意外と落とすのは難しくありません。

①割りばしにウェットティッシュを巻いて拭き取る

一番簡単で手軽にできる方法が割りばしにウェットティッシュを巻いてエアコンの吹き出し口に見える黒カビや汚れを落とす方法です。


ウェットティッシュにエタノール次亜塩素酸を染み込ませてこすり取ると効果もあがります。

エタノールは、エアコンなどに生えたカビを死滅させるために効果的でホームセンターやドラッグストア等に売られています。

エタノール(約400円、スプレータイプ)というものです。

購入する際のポイントとして、成分がエタノール100%のもの(無水エタノール)ではなく、80%程度のもの(20%は水分)を選びましょう。

エタノール100%だと蒸発速度が早すぎるのですが、水分が少量含まれていると水分がエタノールをその場に留める効果を生み出すため、効果的にカビを死滅させることができるからです。

エタノールが手に入らない場合は、衣類用のハイター(界面活性剤が入っていないもの)などで代用することも可能です。

もう一つのおすすめは、きれいになり予防にもなる次亜塩素酸スプレーです。

消臭・除菌効果があるのに原料は水と食塩だから人体には無害で安心で評判のアイテムです。

かなり強力なので嫌な臭いともさよならできます。

私は、「次亜塩素酸 @クリア 2000ml 」を2倍に薄めて使用しています。

エアコンにも負担が少なく、カビ予防&消臭効果もできているようなのでおすすめです

②メラミンスポンジで擦る

100均ショップでも手軽に買えるお掃除グッズがメラミンスポンジです。


すっかりおなじみの存在になりつつありますが、その本当の実力を知っている人はまだまだ少ないのではないでしょうか。

軽くこするだけで汚れを落とすメラミンスポンジは、洗剤を使いたくない家電に便利です。

また、セスキ炭酸ソーダなどといったナチュラル系洗剤と一緒に使えば、頑固な汚れを落とす強力な助っ人になります。

メラミンスポンジとは、メラミン樹脂を原料にしたスポンジで、洗剤なしでもステンレスやガラスなどをピカピカにします。

その際、ポロポロと削りカスが出て、使うほどに小さくなっていきますが、これは表面を摩耗しながら汚れを落としている証拠です。

従って、摩擦に弱い素材や表面加工のあるものなどには適しません。

割り箸にメラミンスポンジを巻きつけると、掃除しにくいエアコンの吹き出し口にもぴったり。

使いやすいサイズをいくつかつくっておくと便利です。

以上①と②の吹き出し口の掃除は黒カビが目に付いたらこまめにやりましょう。

そうすることでエアコン内部の掃除の負担も少なくなるはずです。

③高圧洗浄でカビを洗い流す

「①割りばしにウェットティッシュを巻いて拭き取る」と「②メラミンスポンジで擦るの」の掃除で物足りなさを感じる方は、やはり高圧洗浄でのクリーニングが必要になってきます。


高圧洗浄でクリーニングすれば、吹き出し口の目に見える部分だけでなく、奥のファン部分まで洗浄することができます。

しかし、この作業にはエアコンの周りを養生したり少し手間がかかります。

404 NOT FOUND | くらディア
くらディアは、暮らしに役立つ様々な情報を発信するブログメディアです。

NOKOSOチャンネルさん配信動画の「エアコンの吹き出し口は黒いカビがいっぱい!」を紹介します。
参考にしてみてください。

エアコンの吹き出し口に付着する黒カビとは?


黒カビの正式名称は『クラドスポリウム』で、別名『クロカワカビ』と呼ばれているカビです。

よく発生するカビの1つで珍しいカビではなく、むしろメジャーなカビで日本ではよく発生します。

黒カビは家の様々なところで発生するカビなので、黒いカビや黒っぽいカビを見つけたら黒カビと思って間違いないようです。

家中に発生する黒カビは本来土の中に菌糸があるカビですが、黒カビの菌糸はとても軽く風で飛ばされて家の中に入ってくることもあります。

家の中に入ってきた黒カビは根を広げて、繁殖するのが特徴です。

黒カビの発生原因4点

黒カビだけに限らずカビは条件が揃うと発生するため、短期間であっという間に増えることもあるようです。


では、黒カビが発生する原因を4個ご紹介します。

■①黒カビの発生原因は胞子が浮遊

黒カビが生える原因は、黒カビの胞子が家のいたるところに浮遊しているからです

黒カビの胞子は植物で言うところの種で、家の中に黒カビの胞子があるとちょっとした風や衝撃で胞子は浮遊します。

例えば、フローリングや畳の上を歩いたりカーペットの上に掃除機をかけるなど、日常生活を普通に送っているだけでも黒カビの胞子はフワフワ浮いて着地したところに根を張るのが特徴です。

場合によっては、いつの間にか黒カビがビッシリ生えていることもあるでしょう。

■②黒カビの発生原因は温度が20度~30度以上

黒カビは気温が低い場所よりも高い温度の場所を好み、20度~30度になると黒カビは発生します。

季節で言うと、春~夏は20度~30度に達するため黒カビが好む時期です。

でも、1年中エアコンや暖房器具などを使っていれば室内は快適な温度が保たれているため、季節に関係なく黒カビは発生します。

■③黒カビの発生原因は湿度が70%以上

黒カビは湿度70%以上になると発生するため、高温多湿の日本は黒カビが生えやすいと言われています。

特に、湿気が多い梅雨や夏は湿度が高くなるだけでなく温度も上昇します。

また、冬は暖房器具で部屋を温めたり乾燥対策で加湿器を使うと、温度と湿度の両方が高くなりやすく黒カビが繁殖しやすい環境です。

■④黒カビの発生原因は汚れと水気

黒カビは汚れていると発生しますが石鹸カスや皮脂汚れなどの汚れがなくても水気があれば栄養源になります。

つまり、黒カビは高温多湿の環境だけでも発生しますが、さらに栄養があればあっという間に根を広げて繁殖すると言う事です。

例えば、エアコン以外でも掃除をしないで石鹸カス・水垢・皮脂汚れなどの汚れを放置しておくと、”黒カビ”が発生しやすい環境になると思いましょう。

黒カビが与える人体への影響は?

黒カビは人体への影響があり、喘息やアレルギー・夏型過敏性肺炎・発熱や咳・呼吸困難などを発症することがあると言われています。

黒カビが家の中にあると胞子が浮遊してるため、家中のいたるところにあるから厄介です。

そのため、気付かない間に黒カビの胞子を吸い込んでしまう可能性は十分考えられます。

また、黒カビの胞子を体内に入れると、免疫力が低い小さなお子さんやお年寄りは発熱やアレルギーなどを発症する他に、エアコンの通風口から出てくる黒カビの胞子で夏型過敏性肺炎を引き起こすこともあると言われています。

黒カビの胞子を体内に入れて何かしらの症状が現れると、人によっては治りにくくなることもあるため、黒カビの胞子を体内に入れないようにすることが重要です。

カビの発生を防ぐ効果的な方法


黒カビが発生する前に予防していきましょう!

フィルターを掃除する


1度キレイにお掃除しても、カビの栄養が残っていたらまたすぐにカビが繁殖してしまいます。

汚れがあるとすぐにカビが繁殖する元となりますので、ちゃんとお掃除しましょう。

エアコンのフィルターは特に汚れがたまりやすい場所です。

定期的に掃除をすることで、カビの栄養となるホコリを除去できますのでカビ防止の効果的な方法と言えます。

エアコンが大活躍する夏や冬は、1ヶ月に1回程度はお掃除するようにしてください。

送風運転を使う


高い湿度はカビにとって最高の環境です。

逆に言えば内部の湿度を低くすることはカビの繁殖を抑えることにつながります。

送風運転を使うと、内部を乾燥させることができます。

30分~2時間ほど、送風運転をしてください。

エアコン内部が乾燥するため、カビ予防できます。

部屋の換気をする


空気を入れ替えることで、部屋の中全体でカビの発生を抑えます。

部屋の中にカビがあったら、空気とともにエアコンの中に入り込んで、エアコン内部でカビが発生してしまいます。

せっかくエアコンをキレイにしても意味がないのです。

定期的に換気を心がけましょう。

ちなみに、こまめな換気は集中力も上げるそうです。

口コミ

まとめ

エアコンの吹き出し口に付着する黒カビは放置していると健康を害する恐れがあるため、黒カビを見つけたらすぐに除去した方が良いようです。

そして、黒カビを落とした後は黒カビを発生させない予防対策を行い、黒カビのいない家にしましょう。

エアコンの吹き出し口は、清潔に保っておかないと健康に影響を与えてしまう大切な部分です。

この機会にエアコンの吹き出し口をこまめに掃除して臭いを気にせず快適なおうち時間を過ごしましょう。

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