草紅葉が最も美しい時期は、本格的な紅葉シーズンの少し前の一週間ほどで草の葉が赤・オレンジ・黄色などの色に染まると言われています。
群馬県の尾瀬の紅葉は、9月の中旬頃から周囲を2000m級の山々に囲まれた標高1400mの湿原、尾瀬ヶ原の草紅葉から始まります。
キンコウカの葉がオレンジ色に染まる様子が特に美しいと言われています。
9月下旬頃から、広葉樹が赤や黄色に色づき緑の針葉樹との美しいコントラストを見せ、樹木の紅葉は10月いっぱいまで楽しめます。
そんな日本最大級の高層湿原と言われる尾瀬の紅葉スポットをはじめ、2021年の尾瀬の紅葉の見頃の時期、また行き方や混雑情報についてまとめてみましたので参考にしてみてください。
そして、チャンスがあったら是非出かけてみてください。
尾瀬の紅葉2021年の見頃時期は?
さて、2021年尾瀬の紅葉の見頃時期はいつ頃になるのでしょう?
例年の尾瀬の草紅葉は9月中旬頃から、広葉樹は9月下旬頃から色づき始め、見頃は9月下旬~10月中旬とされています。
昨年の紅葉の時期について、日本気象協会は以下のように発表しています。
※2021年の紅葉の見頃時期について、未だ更新されていないようです。
各地の紅葉の見ごろ時期は、栃木県の日光・鬼怒川では、色づきが進み、見ごろ間近です。長野県の上高地や岐阜県の白川郷では、10月下旬に見ごろを迎えるでしょう。東京都の高尾山や静岡県の大洞院などでは、11月下旬に見ごろを迎える見込みです。(2020年10月15日発表)
▼9月中旬:草原は、やや黄みがかる程度ですがヤマドリゼンマイなど一部の植物は紅葉をはじめます。
▼9月下旬~10月上旬:草原全体がこんがりきつね色へ変化し太陽の陽を浴びると金色に輝いて見えます。
▼10月中旬:草原は色が薄くなりますが、周囲の樹々が紅葉し、そのコントラストが魅力的です。
※紅葉の状態は標高や樹木の種類などにより、同地点内でも差が生じる場合があります。
おでかけ前に確認することをおすすめします。
尾瀬の紅葉状況については、👉こちらの尾瀬沼ビジターセンターのページで随時確認できます。
尾瀬の紅葉見どころは?
群馬・福島・新潟の3県にまたがり、南北2km、東西6kmにおよぶ本州最大の湿原です。
標高約1,400mに位置し、周囲は至仏山や燧ヶ岳をはじめとした2,000m級の山々に囲まれています。
このあたりは日本有数の豪雪地帯で、寒冷な気候に適応した高山植物の宝庫と言われています。
日本に紅葉の名所は数あれど、尾瀬の草紅葉には他では見ることができない独特の美しさがあります。
「全山燃えるような紅葉」という表現がありますが、尾瀬ではそうした色合いの派手さは控えめです。
とはいえ、夏に咲き乱れた高山植物が黄金色に枯れ、静かに風に揺れる姿には、はかない故の美しさを感じ訪れる人々の心を打つものがあります。
例年9月上旬頃、まず至仏山・燧ヶ岳が色づき始め、9月中頃には尾瀬ヶ原の草紅葉が始まり、9月下旬~10月上旬にピークを迎えます。
草紅葉からやや遅れて樹林帯の黄葉・紅葉へと続きます。
尾瀬は、こんなところがおすすめ!
ここでは、尾瀬の代表的な紅葉スポットをご紹介します。
出典:TEPCO
ハイキングがおすすめ「尾瀬ヶ原」
秋は湿原がキツネ色に染まる草紅葉など、季節ごとに尾瀬の風景は表情を変えていきます。
秋の尾瀬は湿原だけでなくブナやカエデの紅葉も見ることができます。
鳩待峠からスタートして尾瀬ヶ原を歩くコースは「尾瀬らしさ」を楽しめる人気コースで尾瀬を訪れる方のおよそ4割の方がこのコースを歩きます。
最初はブナの原生林に始まり、尾瀬ヶ原の湿原を歩き進んで行きます。
歩行路のほとんどは木道が整備されていて歩き易く、途中には山小屋・休憩所・トイレ、コースにベンチも沢山あって気楽に楽しめます。
9月下旬~10月上旬は紅葉を楽しめます。
・比較的平坦。よく整備された路で歩きやすい。
・体調や天候などに合わせ、距離・時間・コースの変更が容易。
・季節毎に多くの花が咲く尾瀬ヶ原を楽しめる。
尾瀬の紅葉【動画】
お出かけ前にチェック!紅葉スポット周辺天気・おすすめ服装
尾瀬周辺の天気予報、気温をおでかけ前にチェックしておきましょう。
こちらのサイトでは、紅葉を見に行く際のおすすめの服装もご案内しています。
尾瀬ヶ原の周辺地図・アクセス
場所
〒378-0411 群馬県利根郡片品村戸倉
尾瀬ヶ原の地図
交通アクセス
電車でお越しの方
JR沼田駅から大清水または、尾瀬戸倉行き関越交通バスで約80分→尾瀬戸倉停留所下車→鳩待峠行きマイクロバスへ乗り換え約30分→徒歩60分で山ノ鼻
お車でお越しの方
関越自動車道沼田ICから国道120号経由鎌田まで約40分、鎌田から国道401号経由戸倉まで約15分、これより先マイカー規制のため鳩待峠行きマイクロバスへ乗り換え、約30分で鳩待峠、徒歩60分で山ノ鼻。東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号・121号・352号経由約2時間で福島県檜枝岐村御池(ミイケ)駐車場着、駐車場から徒歩3時間30分
尾瀬保護財団(http://www.oze-fnd.or.jp/)をご覧ください。
尾瀬の周辺駐車場
尾瀬は群馬県、福島県、新潟県にまたがっています。
それぞれのルートからの駐車場をご紹介します。
【群馬県側の駐車場】
台数:約280台
料金:1,000円/日
台数:約250台
料金:1,000円/日
台数:約900台
料金:規制日有料1,000円/日
〈鳩待駐車場〉
台数:約120台
〈大清水駐車場〉
台数:約240台
料金:500円/日
【福島県側・新潟県側の駐車場】
台数:約450台
料金:1,000円/回
台数:約800台
料金:無料
尾瀬ヶ原の紅葉混雑情報
尾瀬の紅葉を楽しめる期間としては、9月下旬~10月中旬頃なっていますが、その期間内でも平日より土日祝日が混雑しやすく、紅葉の見ごろのピークになるにつれて多くの人で混雑しています。
人気の観光スポットということで紅葉のシーズン中はそれなりに混雑します。
特に週末は早い時間帯から訪れる人も多く、駐車場もすぐ埋まってしまいます。
ただ、尾瀬自体はとても広大なため、人混みが気になるほどにはなりません。
駐車場や休憩所など部分的に人が多めという感じはします。
尾瀬の綺麗な紅葉や景色を人混みを気にせずゆったり見たい方は、平日の午前中ががおすすめです。
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