喪中見舞いにお返しは必要?お礼状の例文も紹介!知っておきたい新しい日本の風習

喪中はがきを出した後に喪中見舞い線香お花が届いた場合にお返し香典(こうでん)の時と同じように扱うべきなのか悩む方も多いかもしれません。

喪中見舞い」は、喪中はがきなどの訃報に対するお悔やみを伝える手段で比較的新しいお悔やみの方法です。

新しい風習なので、いただいた喪中見舞いに対してどうお返ししたらいいのか?

お香典として同じように扱えばいいのか?分からない方も多いと思います。

そこで、今回は喪中見舞いにお線香・お花をいただい時のお返しお礼状について調べてみましたので紹介したいと思います。

参考にしてみてください。

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喪中見舞いにお返しは必要?

近年家族葬で近親者のみで葬儀を済ませることが多くなり、訃報を年末の喪中はがきで知ることが多くなったことに加え、喪中はがきを頂いたら、年が明けるのを待つより訃報を知った時点で一刻も早くお悔やみ申し上げたいと言う多くの声を受けて、すぐに返事を書くことができるよう「喪中見舞い」という新しい風習が誕生しています。

喪中見舞いは、はがきのみの場合や香典や線香などのお供え物を添えて送ってくる場合、花とメッセージを添えて送ってくる場合など様々で特に決まった形はありません。

そこで、頂いた場合にお返しは必要なのかと悩んでしまうと思います。

結論としては、これはいただいたものの金額次第ではないかと思われます。

金額によってはお礼状のみとか、お返しした方が良いとかそれぞれ配慮が必要です。

喪中見舞いがはがきのみで届いたら


単に喪中見舞いのはがきのみでしたら特に返事などは必要ないです。

あえて出すとしたら寒中見舞いを出したら良いと思います。

お付き合いの深さによっては喪中見舞いでお気遣いいただいた旨に感謝し、寒中見舞いのはがきでその後の様子などを知らせても良いでしょう。

寒中見舞いを出す時期は松の内を過ぎた1月7日頃〜2月4日頃までです。

喪中見舞いで線香やお花が届いたら?


喪中はがきを出した後に喪中見舞いで線香やお花が届いた場合にお返しは香典の時と同じように扱うべきなのか?それともお返しは必要ないのか?悩む方もいるかもしれません。

一般的に喪中見舞いで線香やお花が届いた場合のお返しは不要とされています。

■負担をかけずに「ご愁傷様でした」との気持ちを伝えたいとの思いで送っていることが多い。
■地域によって線香は「灰と消えておしまい」という事でお返しは不要と言う意味をもつことが多い。

などのことから、喪中見舞いで線香やお花が届いた場合には香典返しのようなお返しは不要とされているようです。

お礼をする場合には、電話やはがきでお礼をすることをおすすめします。

喪中見舞いで香典(こうでん)が届いたら?


香典を頂いた場合には、やはりお返しは半返しということで香典の半額の金額のものにお礼状を添えてお返しするようにするといいです。

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喪中見舞いのお礼状の例文

お礼状の送り先が上司や目上の人なのか、友人のかによって表現は微妙に変わってきますので、例文を元に言葉を足したり引いたりすることでうまく作り上げてみてください。
例文を元に、喪中見舞い対する感謝の想いが伝わるようなお礼状であればよいのではないでしょうか。

拝啓
このたびは○○死去のため喪中のご挨拶を申し上げたところ
ご丁寧なお心遣いを頂戴し、誠にありがとうございました。
早速に仏前にお供えさせていただきました。
寒さ厳しきおり、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
略儀ながら書中にてお礼申し上げさせていただきました。
敬具
拝啓
このたびは○○死去のため喪中のご挨拶を申し上げたところ
ご丁寧なお心遣いを頂戴し、誠にありがとうございました。
早速に仏前にお供えさせていただきました。
本日お礼代わりに心ばかりの品をお送りさせていただきました。
寒さ厳しきおり、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
敬具
拝啓
朝夕はめっきり冷え込む季節となりました。
皆様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
先日はご丁寧なお心遣いをお送りいただきどうもありがとうございました。
○○様のお気遣いに家族一同とても嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。
故人も喜んでいることと思います。
寒さも本番を迎えますので何卒ご自愛くださいませ。
敬具
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喪中見舞いへのお礼はメールでも大丈夫?


友人などメールアドレスを知っているような親しい間柄の場合は、喪中見舞いを受け取ったことに対するメールでの返事もありだと思います。

先方としてはこちらへのお返しなどの負担をかけたくないという思いもあって香典ではなく喪中見舞いにしている場合が多いです。

親しい友人だったらかしこまったお礼状よりは気軽なメールの方が合ってるかも知れません

件名:喪中見舞いのお礼
本文:
○○様
ご無沙汰しております。
寒さの厳しい折り、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この度はご丁寧なお心遣いをいただき誠にありがとうございます。
取り急ぎメールにてお礼とご挨拶させていただきました。
時節柄、どうぞお身体ご自愛くださいませ。

まとめ

喪中見舞いはお悔やみを伝える新しいツールです。

まだ馴染みの薄いものではありますが、喪中はがきを受け取ってからすぐに気持ちを伝えられるので、送る側、受け取る側双方の気持ちに寄り添ったものとも言えると思います。

喪中見舞いは香典と違ってお返しが不要な場合がほとんどですが、先方にとっては無事に受け取ってもらえたか気がかりなものです。

喪中見舞いに対する簡単なお礼状かメール、または電話等でお礼を伝えた方が安心すると思います。

親しさの度合いによってお礼の方法を選んでみてください。

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