首都圏では、大晦日から元旦の年越しの終夜運転は鉄道の風物詩でもあります。
新年を祝うヘッドマークの取り付けや特別列車の運行など、力を入れている鉄道会社も少なくないようです。
しかし、今年の年越しは昨年に引き続き新型コロナウイルスの影響もあり、例年とは大きく違う姿となりそうです。
コロナ感染者が全国的に落ち着いたとは言え、感染の再拡大を防ぐために人が多く集まるイベントは難しくなってきています。
有名な寺社では年が明ける前から参拝者が列をなす例年の姿が、はたして今年は見られるのか?
そして、大晦日から元旦にかけての移動は、どの程度できるのか?
気にしている人も多いのではないでしょうか。
そこで、首都圏の主な鉄道会社の年越し終夜運転についてまとめてみました。
【2021-2022年】年越し終夜運転 主な鉄道の実施状況
JR東日本
大晦日から元旦にかけて、山手線、京浜東北・根岸線、中央(快速)線、中央・総武(各駅停車)線など首都圏の9路線で終夜運転を実施します。
・京浜東北・根岸線(大宮~桜木町):午前1時から4時ごろまで約30~45分間隔
・中央線快速(新宿~高尾):午前0時30分から4時30分ごろまで約20~60分間隔
・中央・総武線各駅停車(三鷹~千葉):午前0時30分から5時ごろまで約20~50分間隔
・青梅線(立川~御嶽):立川発 2:00/3:20 御嶽発 2:51/4:11
・埼京線(大崎~大宮):午前1時から4時ごろまで約60分間隔
・高崎線(上野~籠原):上野発 2:00/4:01 下りのみ運転
・宇都宮線(大宮~小山・宇都宮):大宮発 3:26/4:30 下りのみ運転
・湘南新宿ライン(大宮~逗子・大船):午前0時から5時ごろまで約60分間隔 一部宇都宮線・横須賀線と直通運転
・総武本線・成田線(千葉~成田):午前0時50分から4時30分ごろまで約60分間隔
その他の臨時列車は、更新中
東京メトロ
東京地下鉄株式会社(東京メトロ)では、大みそかから元旦にかけて銀座線と丸ノ内線のみ終夜運転を行います。
なお、例年よりも運転本数を減らして運転します。
それ以外の路線及び区間は、終夜運転や終電繰下げの実施予定はありません。
東京モノレール
東京モノレールでは大晦日終夜運転も初日の出号の運行も実施しません。
2021年12月30日~2022年1月3日の5日間は休日ダイヤで運行
新交通ゆりかもめ
臨海副都心でのイベントの開催に伴い、令和3年12月30日(木)、31日(金)は早朝時間帯に列車を増発した「臨時ダイヤ」で運行いたします。
令和4年1月1日(土・祝)~3日(月)は「土曜・休日ダイヤ」で運行いたします。
大晦日から元旦にかけての終夜運転は実施いたしません。
東京臨海高速鉄道(りんかい線)
2021年12月30日(木曜日)から2022年1月3日(月曜日)までの間、土曜・休日ダイヤで運行いたします。
大晦日における終夜運転は実施いたしません。
・下り 新木場駅5時28分発 大崎行きの臨時始発列車を運転いたします。
・上り 大崎駅5時52分発 新木場行きの臨時列車を運転いたします。
京王電鉄
2021年は新宿駅~高尾山口駅と新線新宿駅~笹塚駅のみ大みそか終夜運転を約60分間隔で実施します。
昨年に続き京王ライナー迎春号を運転し、京王ライナーは乗車券のほかに座席指定券(410円)が別途必要で京王チケットレスサービスにて事前購入が必要です。
種別 新宿発 高尾山口着
京王ライナー1号 1:00 1:48
京王ライナー3号 2:00 2:48
京王ライナー5号 2:50 3:40
京王ライナー7号 4:05 4:53
2021年12月30日~2022年1月3日までの5日間は休日ダイヤで京王線・井の頭線は運転。
京浜急行
2021年12月30日(木)~2022年1月3日(月)まで土休日ダイヤ(休日運用)で運行、2022年1月1日(土・祝)~2022年1月10日(月・祝)まで、川崎大師へ参詣、参拝されるお客さまのために、大師線は列車の増発を行います。
大晦日の終夜運転、元旦早朝の下り特急列車の増発は実施いたしません。
小田急電鉄
2021年12月30日(木)~2022年1月3日(月)までの年末年始期間は、土休日ダイヤ(休日運用)で運行します。
江の島での初日の出観賞に便利な特急ロマンスカー「ニューイヤーエクスプレス号」や各駅停車の臨時運転も行います。
各駅停車が町田発4:30で片瀬江ノ島着5:19
東急電鉄
大晦日の終夜運転は実施しませんが、終電後に1:25渋谷駅発の普通列車を東横線・田園都市線を1本ずつ運行します。
2021年12月30日~2022年1月3日の5日間は休日ダイヤで全線運転
みなとみらい線
大晦日深夜から元日早朝にかけての終夜運転は今年度は実施いたしません。
2021年12月30日(木)~2022年1月3日(月) 土休日ダイヤにて運転
相鉄線
年末年始期間中【2021年12月30日(木)~2022年1月3日(月)】までの間、全線土休日ダイヤで運行いたします。
12月31日(金)深夜から1月1日(土・祝)早朝にかけての終夜運転は、本年は全線で実施いたしません
江ノ島電鉄
12月31日から1月1日にかけての終夜運転は実施いたしません。
通常ダイヤで運行します。
東武鉄道
2021年12月30日~2022年1月3日の5日間は休日ダイヤで全線運転しますが、大師線のみ増発運転します。
終夜運転は実施しません。
京成電鉄
京成電鉄では、京成沿線にある成田山新勝寺や柴又帝釈天等への参詣などでお客様が増加する年末年始に、一部区間を除き終夜運転が実施されるとのことです。
押上~京成高砂間(上下各9本 約20~40分間隔)
京成高砂~京成金町間(上下各12本 約20~40分間隔)
また、大晦日22:40上野発の臨時シティライナー、成田開運号(全席指定)が運行されます。
西武鉄道
終夜運転に積極的ではない西武鉄道も終夜運転や終電繰り下げ・始発繰り上げを行わないと発表しました。
2021年12月30日~2022年1月3日の5日間は休日ダイヤで運行
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