16時間食事をとらない時間を1日の中に作るだけで体調が良くなり、体重も減って何となく胃腸の調子も良くなる?
そんなウソでしょう!と思って始めた「16時間ダイエット」ですが、何と驚くことに本当でした。
数年前より話題になっていたダイエット法ですが、コロナ禍で運動不足を感じ身体が重くなっていくのを何とか食い止めようと始めてみました。
未だ、「16時間ダイエット」を始めて半年ですが身体の変化を感じています。
是非お勧めしたいダイエット法ですので、この記事を参考に無理をせず試してみてください。
必ず、その変化に驚くはずです。
16時間ダイエットのやり方
やり方は、ごくごく簡単な方法です。
1日(24時間)の内に睡眠時間8時間も含め水とお茶以外は何も食べない飲まない時間を16時間作ると言うだけの方法です。
例えば、睡眠8時間、あとは寝る前と起きた後、合わせて8時間食事をしないだけで「16時間断食」が完了です。
やり方はごくシンプルです。
しかし、言うは易く行うは難しと言われるように実際は、ある程度の決意と実行力が必要でしょう。
最初は、毎週末だけトライしてみるのも良いかも知れません。
1日2食 昼夕食を食べる場合
わたくし自身も実践している方法ですが、まず起床後からランチの時間までは何も食べずに水、またはお茶かコーヒーのみで過ごします。
元々、朝食はしっかりと食べていた方なので最初はお腹が空いて空いて挫折しそうになりましたが、1週間を乗り越え慣れてくると意外と朝食を食べないのが平気になってきました。
しかも朝食の準備と食べる時間が他のことに使え、朝の時間に余裕が生まれました。
夕食は、20時~21時頃と言うのが1日の食事スケジュールです。
21時~翌日の13時までは何も食べないので、ちょうど16時間の断食となります。
1日2食 朝昼食を食べる場合
朝食を食べないと午前中動けないと言う人も居るかも知れません。
そのような方は、以下のような1日の食事スケジュールを提案します。
昼食は、遅めの14時頃
15時~翌朝の7時まで何も食べない時間とすると、ちょうど16時間の断食となります。
自分の生活スタイルに合わせて16時間の食べない時間を
空腹で過ごす16時間は、1日の中でどこに設定しても良いのです。
夕食を楽しみたい人なら、〈昼夕食を食べる場合〉の図のように夕食後から午前中までを“食べない時間”に。
朝食を食べないと午前中動けないという人であれば、〈朝昼食を食べる場合〉の図のように昼食以降を“食べない時間”に。
生活スタイルに合わせて続けられる時間を選んでください。
「食べない時間は、水やお茶などカロリーのない飲み物はOKです。食べていい時間の食事内容については気にすることはなく、好きなものを食べて大丈夫です。ほどほどであれば間食もOKですよ」(16時間ダイエット提唱者 青木 厚さん)
16時間ダイエットの効果
16時間何も食べない時間を過ごすことで体が飢餓状態になります。
この飢餓状態になると活発化する“オートファジー”という仕組みが身体の中で働くと言うのです。
オートファジーによって古くなった細胞が生まれ変わり、病気の予防、不眠などの不調改善、若さの維持などの効果が期待できると言う研究結果が出ています。
プチ断食をすると、どのような効果が得られるのか、体に何が起こっているのかを下記にまとめてみました。
断食実行中に体の中では3つの奇跡が起きていると言うのです。
実に注目すべきことが分かってきています。
① 内臓の働きを復活させ、活性酸素が減少し老化や病気から身体を守る
一日3食の食事をとり、食べすぎたりすると、前に食べたものを消化している間に次の食べ物が体内に入ってきます。
内臓は休むことなく働き続けなければなりません。
当然、内蔵は疲弊してしまいます。
疲れた胃や腸、肝臓などは働きが鈍くなります。
すると、栄養をしっかり吸収できなくなり、老廃物もきちんと排出されなくなります。
腸内環境も悪化するため、免疫力が低下し、体調不良になったり、病気にかかりやすくなったりすることに繋がります。
プチ断食を行い、まとまった「空腹の時間」を作ることによって、まず、内臓の働きがよくなります。
休憩をとった内臓は、疲れがリセットされて、しっかり働いてくれるようになり、下痢や便秘、アレルギーや体調不良なども改善されるはずです。
週に1日でも、まとまった「空腹の時間」を作れば、内臓は十分に休むことができます。
さらに、プチ断食によって一時的に栄養が足りなくなると、活性酸素を除去する酵素が増え活性酸素の量が減るともいわれています。
つまり、活性酸素がもたらす細胞の老化や病気を予防することができるのです。
② 脂肪が分解され血流が改善し、生活習慣病のリスクが軽減される
私たちが食事で摂った糖質は、腸管で消化・吸収されます。
それから血液に乗って肝臓へ、さらに全身へ運ばれ、脳や筋肉、内臓などが働く際のエネルギー源として使われます。
余った糖質の一部はグリコーゲンとして筋肉や肝臓に蓄えられ、そこでおさまり切らなかった分は脂肪となって、脂肪細胞に蓄えられます。
「空腹の時間」のあいだ、体は、外部から糖質を補給できません。
そこで、まず肝臓に蓄えられたグリコーゲンを利用してエネルギーを作ります。
そして、「空腹の時間」が10時間ほど続くと、肝臓に蓄えられたグリコーゲンが尽き、体は脂肪を分解して、エネルギー源に変えようとします。
つまり、空腹の時間が長くなればなるほど、体内の余計な脂肪が分解され減っていくのです。
特に内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて落ちやすいという特徴があります。
脂肪が分解されると、血液中の脂質が減り、圧迫されていた血管が解放されます。
「空腹の時間」が12~24時間になると、血液中の糖質も20%程度減るとも言われています。
プチ断食で「空腹の時間」を作り、内蔵を休ませてあげると血液や血管の状態が改善されて血流が良くなります。
高血圧や血行不良にともなう体調不良も軽減されるはずですし、がん、糖尿病、動脈硬化、心疾患、脳血管疾患といった生活習慣病のリスクをかなり減らすことができると言うのです。
③オートファジーで、若々しく健康な体を手に入れる
プチ断食が体にもたらす最大のメリットは、なんといっても「オートファジー」の仕組みを発動させることにあります。
オートファジーとは、細胞内の古くなったタンパク質が除去され、新しいものに作り変えられるという仕組みです。
「空腹の時間」が続くと、体は生存するために、なんとか「体内にあるもの」でタンパク質を作り出そうとします。
このとき、細胞が内側から生まれ変わろうとします。
そのため、オートファジーには、がんや糖尿病をはじめとする生活習慣病、アルツハイマー型認知症、感染症などの予防効果や、肌や筋肉などの老化防止の効果があると考えられています。
オートファジーがもたらしてくれる恩恵は計り知れません。
細胞が生まれ変われば、体にとって不要なものや老廃物が一掃され、細胞や組織、器官の機能が活性化し、病気になりにくい若々しい体になるのです。
オートファジーは今、世界中の注目を集めているといえるでしょう。
食べない時間を16時間とる理由
プチ断食が体にもたらす最大のメリットが「オートファジー」の仕組みを発動させることであると言う事に言及しましたが、この「オートファジー」には、ある特徴があると言われています。
それは、食べものによって得られた栄養が十分にある状態では、オートファジーはあまり働かないと言う事です。
元来「オートファジー」は、体や細胞が強いストレスを受けた際にも生き残れるよう体内に組み込まれたシステムです。
したがって、細胞が飢餓状態になったときや低酸素状態になったときにこそ、その働きが活発化します。
具体的には、最後にものを食べてから16時間ほど経過しなければ、オートファジーは活発化しないと言うことが分かっています。
つまり、16時間の「空腹の時間」を作らないかぎり、オートファジーによって細胞を生まれ変わらせることはできないのです。
16時間ダイエットのルールはただひとつ
まずは週末だけチャレンジするなど、できる範囲で始めてみてはいかがでしょう。
たとえ週に一度でも、「空腹の時間」を作れば、「内臓を休める」「脂肪を減らす」「血液の状態を改善する」といった効果に加え、オートファジーによる細胞の生まれ変わり効果を享受することができるのです。
大事なルールはただひとつ。
睡眠時間を含めて16時間、何も食べない時間を作ること、それだけです。
残りの時間は何を食べてもかまいません。
まとめ
16時間の空腹の時間を作ることによって身体の中に奇跡が起きていると思うと何となく嬉しくなってきませんか?
実際に、わたくしも「16時間ダイエット」を始めて半年が過ぎましたが、体調は良くなり以前より胃腸の調子が良い様に思います。
是非、試してみてください。
絶対におすすめです。
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