お風呂のカビを落とす掃除のやり方!コツさえわかればスッキリ綺麗

お風呂掃除やり方を紹介します。

お風呂場は、特にカビが発生しやすく放っておくと大変なことになってしまいます。

また、頻繁に汚れがたまるイメージがあり「掃除するのが面倒…」と感じている人やお風呂の掃除を後回しにして後悔したことのある人は多いと思います。

お風呂場はカビにとって最高の繁殖環境ですが、カビの弱点とカビ取りのコツを抑えればお風呂掃除も逆に楽しくなってしまうかも知れません。

足腰を曲げて掃除をするので、身体への負担も大きく、できるだけ掃除の手間を省いて簡単にキレイにできるといいですよね?

1日の終わりに浸かるお風呂は、こまめに掃除をしていつも清潔にしておきましょう。

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お風呂のカビを掃除するやり方と用意するもの

用意するもの

①「カビキラー」「ハイター」などの塩素系漂白剤
②洗面器
③スポンジ
④洗って使えるペーパータオル
⑤ゴム手袋
⑥防カビ剤「防カビくん煙剤」
⑦「バスマジックリン」などの中性洗剤
⑧クエン酸
⑨重曹
⑩ブラシ
~あると便利~
⑪『ジャバ』などの風呂釜洗浄剤
⑫『クイックルワイパー』などのペーパーモップ
⑬『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
⑭歯ブラシ
⑮サランラップ

汚れの種類と落とし方がわかれば、あとは簡単です。
お風呂場は、それぞれの汚れに対応した4種類の洗剤があればだいたいの汚れをカバーできます。

あとは汚れの性質にあわせて、柔らかく密着する「スポンジ」と汚れをぐんぐんかき出す「ブラシ」を使い分ければキレイにできます。

お風呂のカビを掃除するやり方

今回は、「準備するもの」の中から①~⑥を使って掃除をするやり方を中心にご紹介します。

ここでは、茂木和哉さんが配信している「お風呂のカビ掃除とカビ予防【茂木流掃除】」の動画を紹介しながら詳しくやり方を紹介していきます。

お風呂場のカビは大きく分けて2種類のカビに分けられます。

ピンクカビ(ピンク色の汚れ)
お風呂の排水口、シャンプーボトルの底、石けん箱、風呂桶などによくみられるピンク色の物体です。
カビだと思う方も多いのですが、ロドトルラという酵母菌が繁殖したものです。
繁殖力が旺盛で、掃除をしたのにすぐにまた目立つようになります。
ロドトルラは、酸性の性質を持っているため弱アルカリ性の性質を持っている重曹を使って中和させることで、繁殖を防ぐことができます。
水100mlに対して重曹小さじ1杯を混ぜた重曹水を作り、それをスプレーボトルに入れてロドトルラに直接噴射するだけでOKです。
また、『バスマジックリン』などふだん使っている洗剤で十分キレイになります。
排水口などロドトルラが繁殖しやすい場所には、重曹を粉のまま振りかけておくのも効果的です。
黒カビ
黒カビが特に発生しやすい場所は、湿気のこもりやすい場所(風呂場など)、結露が発生している場所(窓やカベなど)、頻繁に濡れる場所(台所など)、エアコンの中などで比較的、掃除のしにくい場所で繁殖しやすいのが特徴です。
黒カビはカビ毒を発生させることはないのですが、喘息・アレルギーの原因になるといわれています。
ほかのカビとちがって「根を張って素材の奥深くにまで入り込む」やっかいな特徴があります。
『カビキラー』などの塩素系漂白剤で根元からしっかり取り除きましょう。

まずは、カビキラーを水で薄めスポンジでこすり洗いしていきます。

カビキラーなどのカビ取り用洗剤はカビの根まで除菌するもので、効能は除菌効果とアルカリ剤による汚れ落としが主になります。

バスマジックリンなどの洗剤でも十分殺菌効果はありますが、壁に侵食しているようなカビは、カビハイターやカビキラーなどの強力なものを吹きかけて5-10分放置したあとにこすりとると良いそうです。

バスマジックリンは中性洗剤、キレート剤も含まれていて、軽度な、水垢、石鹸カスはこちらで取れます。




カウンター下の黒カビです。↓

洗髪剤や石鹸を置く、「カウンター」と呼ばれる洗面台の下は汚れが溜まりやすい場所なので注意して掃除しましょう。

ここは金属の部品もあるのでカビキラーなどの塩素系洗剤で洗ったら、すぐに洗い流しましょう。



黒カビの汚れがひどい所は直接スプレーします。

その後、20~30分程放置します。


全体をシャワーで洗い流します。

続いて天井です。

天井もなかなか掃除する機会が少ない場所ですが、目に見えないカビ菌がたくさん潜んでいます。

掃除をしないまま放置していると、天井からカビの胞子をまき続けることになります。

きちんと掃除して、カビの繁殖を抑える必要があります。

しかし、通常のカビ取り掃除のようにそのままカビ取り剤を噴射してしまうと、自分にかかってしまうおそれがあり危険ですので注意してください。

今回は、白物漂白用ハイターを使って洗っていきます

白物漂白用ハイターには、界面活性剤が入っていないので水拭きが不要です。

因みに、キッチンハイターには界面活性剤が入っていますのでキッチンハイターを使用の場合は水拭きをおすすめします。

白物漂白用ハイターを水で薄め(100倍希釈)布や洗って使えるペーパータオルなどで擦り洗いしていきます。




最後に天井以外は軽く水を拭き取って「防カビくん煙剤」でカビの予防をします。



※LION公式ホームページより

続いて、茂木和哉さんが配信している「コーキングに生えた黒カビを落とす方法【お風呂掃除】」を参考に黒カビの汚れの落とし方を紹介します。

黒カビは、生える場所によって頑固さが全然違ってきます。

つるつるした硬い面に付いた黒カビは前述のようにスポンジなどでこするだけで洗い流せます。

しかし、コーキングや扉や壁のゴムパッキン部分に付いた黒カビは根が生えてより頑固なものです。

このような頑固な黒カビには、脱色&殺菌効果のある塩素系漂白剤が有効です

スプレータイプとボトルタイプ

塩素系漂白剤にはスプレータイプとボトルタイプがあります。

塩素濃度が違い、スプレータイプで約0.5%、ボトルタイプで約5%の塩素濃度があり10倍ほどの差があります。

塩素濃度の高い塩素系漂白剤を長い時間つけておくことが頑固な黒カビを落とすのに必要と言われていることからボトルタイプの塩素系漂白剤をおすすめします。

頑固な黒カビ退治に準備する物

・塩素系漂白剤ボトルタイプ(ハイターなど)
・洗って使えるペーパータオル(普通のキッチンペーパーでもOK)
・サランラップ
・ゴム手袋

洗って使えるペーパータオルを黒カビの範囲に応じて切って使います。


少量の塩素系漂白剤(ハイター)に切ったペーパータオルを浸し落としたい黒カビを覆うように貼り付けていきます。



長時間放置する場合は、サランラップで覆い乾燥を防ぐと効果が上がります。


サランラップを使うと臭いの広がりも抑えられます。

このまま汚れの程度に応じて3時間~丸一日放置するといいです。

ジェル状の《ゴムパッキン用カビキラー》を使うのもおすすめです。

一度できてしまった黒カビに対しては、カビ菌を根元からしっかり死滅させることが大事です。

表面をこすっただけでは取り除くことはできない黒カビを取り除くには、カビ取り剤を奥までしっかり浸透させるのがコツです。

そのため、カビ取り剤はしっかり密着してくれるもの、またはしっかり密着するように工夫し長い時間つけることがポイントです。

黒カビ掃除をする際の注意点

塩素系と酸性の洗剤を混ぜない

塩素系漂白剤は、別の漂白剤・洗剤(いずれも酸性タイプのもの)と混ぜると有毒なガスが発生し危険です。

洗剤の種類例
塩素系洗剤:衣類用・台所用塩素系漂白剤・トイレ用・塩素系カビ取り洗剤など
酸性系洗剤:トイレ用酸性洗剤・酢・クエン酸など

換気をする

風呂場など、密封された状態でカビ取り洗剤を使うときは、必ず換気扇を回すなどして通気性を良くした状態で使用するようにしましょう。

肌の保護に気をつける

ゴム手袋などをして絶対に原液を素手で扱わないようにしましょう。

万が一、手についてしまったら大量の水で洗い流しましょう。

お風呂の掃除頻度は?


毎日使っているとすぐに汚れてしまうのがお風呂場です。

「どれくらいの頻度で掃除すべきなの?」「みんなどのくらいの頻度で掃除しているの?」と疑問に思ってる方も多いと思います。

これといった決まりはありませんが、「汚れやすい場所は毎日、それ以外は週〜年に1回」と考えておくと、いつでもキレイなお風呂場をキープできると思います。

汚れやすい場所は「浴槽」と「排水口」の2ヶ所です。

毎日掃除する場所
・浴槽
・ 排水口
1週間に1回掃除する場所
・壁(ドア)
・浴槽のフタ
・鏡
・小物(イスや洗面器など)
1〜2ヶ月に1回掃除する場所
・風呂釜
・天井
・換気扇
1年に1回掃除する場所
・エプロン

あくまで目安ですが掃除頻度のおすすめです。

お風呂掃除の手間をなるべく減らす方法


普段からお風呂になるべく汚れを溜めない環境を作っておくことがポイントです。

そうすることでお風呂掃除を少ない頻度でかつ短時間で済ませることができます。

また、清潔な状態のお風呂を利用するためにも普段からお風呂に汚れを溜めない工夫は必要不可欠です。

換気扇は24時間回す

お風呂の汚れ、頑固なカビなどの予防には湿気を逃がしてお風呂場を乾燥させることが一番効果的です。

換気扇を回し、ドアや窓を開けて空気の流れを作り乾燥させるとカビの発生をぐっと抑えることができます。

換気扇は24時間ずっと回しっぱなしにしてもそれほど電力を消費しないので気にしすぎないでください。

高温のシャワーをかける

お風呂は利用後、そのままにしておくとカビが溜まってしまいます。

カビをなるべく溜めないようにするにはお風呂から上がる前に、熱湯を浴室の壁や床にかけるのが効果的です。

カビは熱に弱いので熱湯をかけることで繁殖を始める前に死滅させることができます。

カビは50℃以上の熱に触れると死滅するそうですので、お風呂から上がったあとでいいので床や壁に50℃以上のお湯を5秒以上かけ続けましょう。

ただし、一度できた黒カビは熱湯で消毒するのは難しいようです。

また同時にお湯をかけることによって壁などに付着した石けんを洗い流す効果もあります。

水気を拭き取る

お風呂場に温かい水が床や壁に残っているとカビを繁殖させる原因になる上、鏡や蛇口などに残った水滴は水垢を発生させます。

お風呂場には水気を切るスクイージーや吸水性のよいタオルなどを置いておき、お風呂上がりに全体の水分を取り除くと予防になります。

それでも完全にカビを取り除くことはできないので、利用後は必ず水気を拭き取ってから換気扇を回し、湿気を溜めないようにしましょう。

浴室にモノを置きすぎない

お風呂場の汚れは置いてあるモノの量と比例します。

シャンプーボトルに洗面器、イスなど、モノが多ければ多いほど死角が増えて、汚れに気づかなかったり、風通しが悪くなってカビができやすくなったりします。

頻繁に使うものだけを浴室内に置くように心がけ、あまり使わないものは洗面所などに収納することをおすすめします。

ついでに洗う

簡単なお風呂掃除は入浴中、または入浴後の一手間ですることができます。

まず、浴室の中にブラシとスポンジを常備しておきましょう。

汚れの原因になるので棚などに置くのではなく、フックなどに吊るしておきます。

シャワーで身体を洗い終わったら、使用したボディーソープを使って、ついでに床や壁など気になるところを軽く掃除しましょう。

こまめに掃除して汚れを溜めないようにする

特に排水口など長時間、放置しておくと掃除が大変になる部分はこまめに掃除しましょう。

入浴はほぼ毎日習慣的に行われることなので、この時間中に簡単な掃除を済ませてしまうと無駄な時間を取られません。

そもそも汚れを溜めなければ一度にたくさんの部分を掃除する必要がなくなります。

毎日場所を変えて簡単な掃除を繰り返していく方が効率が良いと言えます。

お風呂掃除についての口コミ

まとめ

1日の終わりに浸かるお風呂場は、いつも清潔にしておきたいところです。

しかし、毎日使うところ故、後回しになってしまいがちな場所でもあります。

「掃除しよう!」と思ってもなかなか気分が乗らないので、できれば、汚れ具合などを考慮し場所別に掃除にメリハリをつけることがお風呂をきれいに保つコツかも知れません。

普段から浴槽や排水口だけはキレイにして、乾燥を心がけるなど予防に努めておけば、週1回の掃除もグッと楽になるはずです。

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