お歳暮の予算や準備は?いつまでに何をしておけばいいの?

お歳暮は、年の暮れに一年間の感謝の気持ちを込めて贈り物をするという日本独自の文化です。

12月も近づいて来ると「そろそろお歳暮のことを考えないと!」と思っている方も多いと思います。

しかし「お歳暮を贈らないといけないけど、いつ頃からどんな準備をすればいいのかよくわからない?」「お歳暮の予算っていくらぐらい?」なんて悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで、お歳暮を贈るにあたり予算準備についてまとめました。

お歳暮の予算や贈る段取りで悩まれている方は是非ご参考にしてみてください。

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お歳暮の予算は?


お歳暮にかける一般的な予算は3,000円から5,000円くらいが多いようです。

あまり高価なものを贈ると相手に気を遣わせてしまう、高価なお歳暮は失礼にあたるともいわれており、これくらいの予算が一般的といわれています。

また、「来年もよろしくお願いします」という意味もあるため、お中元よりも2、3割ほど金額を多めにする方もいるようです。

お歳暮を贈る相手は、両親や職場の上司、友人や取引先の人などが一般的です。 贈る相手によって予算設定は異なり、お世話にになった度合いなどによって変えるのが主流ともいわれています。

例えば、親戚など身内の場合は3,000円、勤務先の上司などへは5,000円、取引先や友人へは3,000円ほどの物を贈る方が多いそうです。

常にお世話になっている方や、特にお世話になった方に対しては10,000円ほどの物を贈る方もいるようです。


                     ※マイナビニュースより

贈り先のリストをふまえて、早めにそれぞれの予算を決めておきましょう。

お歳暮の準備


お歳暮の時期は12月13日~12月20日までに届けるのが一般的ですが、地域によって贈るべき時期に多少の違いがあるようなので注意が必要です。

以前は、お歳暮は直接手渡しすることが一般的でした。

しかし、お互いの住まいが離れていたり、宅配便など輸送方法が発達した近年では、品物を選んで直送することが多くなっています。

品物を直送する場合、地域によって差はありますが12月13日~20日を目安に送るようにしましょう。

12月13日が暦上「正月事始めの日」であり、12月20日以降は本格的にお正月の準備で忙しくなるからといわれています。

お歳暮の品物の到着が12月20日以降でも問題はありませんが必ず年内12月31日には送り先に届くように手配したいところです。

① 送り先のリストアップ

お歳暮を贈る先をリストアップします。

お歳暮は上司や両親に贈ることが一般的ですが、それ以外にもお世話になった方に日ごろの感謝の気持ちを込めて贈りましょう。

■配送の場合は、下記の送り先情報が必要です。
氏名
住所
郵便番号
電話番号

お歳暮を贈りたいのにこれらの情報を知らないという場合は、あらかじめ確認をしておくことが必要です。

また、お歳暮を配送する場合、お歳暮を贈ったことや一年間の感謝の気持ちをつづった「送り状」をあらかじめ送ることがマナーです。

お歳暮の品物よりも送り状が先に届くように準備しましょう。

【お歳暮のお送り状を送る場合について】
ビジネスシーンでの送り状は礼節整った定型的な文面で書くのが一般的ですが、 個人的なお歳暮で知人や友人、親族へ贈る場合は、堅苦しい形式的な文章にすると、よそよそしく冷たい印象を与えてしまうことがありますので親しい方へは難しく考えず、日頃の感謝の気持ちを簡潔でストレートに伝えた方が温かみを感じられ、相手にも喜んでもらえると思います。
送り状は封書でなく、通常ははがきで構いません。
手書きで丁寧に書かれた送り状は、温かみと感謝の気持ちが伝わりとても良いものです。
都合でやむなくメールでお歳暮を贈る旨のお知らせを送る場合も同じように、真心のこもった明るい印象の文面が良いと思います。
もし本人ではなく、奥様や他の方が代筆される場合はいずれの場合もご本人の名前の横の少し下の方に「内」と書き添えるのがマナーです。

② 予算決め

送り先のリストをふまえ、早めに予算を決めることも重要です。


お歳暮にかける一般的な予算は3,000円から5,000円くらいが多いようですが、送る相手やその年のお財布事情によっても変わってくるでしょう。

また、ネット通販を利用したり、中には期間限定の早割商品や送料無料といったお得なサービスもあるようなので早めに調べてみるのも良いかも知れません。

③ 品物選び

お歳暮を贈りたいけど、喜んでもらえるものがわからない?などと悩んでしまうものです。

最近ではカタログギフトのように贈った相手に商品を選んでもらうというものもあります。

また、大勢の人で分けながら食べあえて、日持ちのするようなソーセージやハムなどの加工食品、ビールや焼酎などのアルコール類はお歳暮として人気があるようです。

とにかく品物選びは少し余裕をもって行いたいものです。

④ 品物の送付


お歳暮の品物が決まったら実際に送付の手配をします。

お歳暮はデパートで申し込む方法やネットショップで購入する割合が多くを占めています。

デパートの場合は、実際に商品を見て選ぶことができるのがメリットです。

実際にお店に足を運び、予算に合った商品を選びます。

商品購入後に専用の用紙に住所・氏名などを記載して申し込み完了です。

ネットショップの場合も同様に、予算に合わせて購入し、送り先の住所等を入力します。

到着日時を選択し、発注することで商品が送られます。

お歳暮を申し込んでから実際に贈り先に商品が届くまで、ある程度日数が必要ですので逆算して予定通りに到着するように手配することをおすすめします。

以上がお歳暮の一般的な予算と送付までの段取りです。

12月になると何かと忙しくなります。

早めに準備をして感謝の気持ちとともに気持ちよく1年を締めくくりましょう。

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お歳暮を贈りそびれた場合の対応は?

お歳暮を贈るのが遅れたとしても、年内に相手に届けられるのであれば「お歳暮」として渡して問題ありません。

しかし、お歳暮をいただいてからお返しする場合は、お歳暮の時期に贈れないこともあります。

お歳暮時期に贈りそびれた場合は、のしの表記を変更してお贈りしましょう。

のしの表記は
12月中は「お歳暮」
1月1日~7日までの松の内は「お年賀」
1月8日~2月4日までは「寒中御見舞・寒中御伺」   となります。

ただし、関西では1月1日~15日までが松の内となりますので、15日までは「お年賀」と記載しましょう。

「お年賀」は正月行事になりますので、できるだけ松の内にお届けするようにした方が良いですが、お相手が喪中の場合は注意が必要です。

喪中の方へは、松の内を過ぎてから「寒中御見舞・寒中御伺」として贈るのがマナーとなります。

御年賀で贈る場合

年が明けてしまってから贈り物をする場合は、熨斗紙の表書きを「御年賀(お年賀)」としましょう。

ちなみに、御年賀の場合、基本的に配送ではなく直接手渡しをしたいところです。

もともと御年賀とは、「今年もよろしくお願いします」の気持ちを込めて、お正月の神様へのお供え物を手土産として持参するものであったためです。

御年賀という形式を使えるのは、関東では1月7日、それ以外の地域では1月15日までの「松の内」と呼ばれる期間中だけなので、贈る時期には十分注意しましょう。

※松の内とは、お正月の門松を飾っておく期間のことを指します。

寒中見舞いで贈る場合

寒中見舞いは、松の内が明けてから立春(2月4日前後)までの期間に贈るものです。

関東であれば1月8日~2月4日頃まで、関西であれば1月16日~2月4日頃までが期間となります。

熨斗紙の表書きを「寒中見舞い」、もしくは、目上の相手に贈る場合「寒中御伺」として、期間内に相手に届くように用意しましょう。

※寒中御伺は、相手に対する敬いの気持ちが込められた言葉です。

「お歳暮を贈り忘れたからもうダメだ!」と思わず、このように時期をずらして対処できるので、ぜひ参考にしてみてください。

お歳暮の意味は?

お歳暮は、今年1年お世話になった人に対して「今年1年間ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。」の気持ちを込めて渡す贈り物のことです。


「歳暮」は「年の暮れ」を表す言葉で、俳句の世界では12月の季語にもなっています。

お歳暮は、その昔、年の暮れになると日頃からお世話になっている人に感謝の気持ちを伝えるための「歳暮回り」という行事が行われていました。

その時に手土産を持参することが多かったことから、その贈り物のことが「お歳暮」と呼ばれるようになった歴史がある日本固有の文化です。

まとめ

お歳暮は、値段が高ければ良いと言うものではありません。

何よりも相手に感謝の気持ちを伝えることが重要です。

余裕をもって早めに準備をし、あなたの気持ちがお歳暮を通して相手に伝わり、今後さらに良き関係が築けることをお祈りします。

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