喪中見舞いとは?送り方や時期とマナー!知っておきたい新しい日本の風習

最近、喪中はがきをいただいたら、「寒中」を待たずに、すぐに返事を書くことができるよう「喪中見舞い」という新しい風習が誕生しています。

この「喪中見舞い」は、訃報に対するお悔やみを伝える手段で、比較的新しいお悔やみの方法です。

大きな特徴は「送る時期に決まりがない」ことで、はがきでの返信と香典線香などのお供え物を送ることもできます。

新しい風習なので、送り方やいつ何を送ればいいのか?どのような内容を書けばいいのか?分からない方も多いと思います。

そこで「喪中見舞い」について調べてみました。

参考にしてみてください。

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喪中見舞いとは?


一般的には、喪中はがきが届いたら、年賀状を控えるかわりに、正月明け「松の内」を過ぎたあたりで「寒中見舞い」としてお悔やみの気持ちを伝えるとされています。

これは、ひと昔前からの日本の風習です。

しかし年が明けるのを待つより、訃報を知った時点で、一刻も早くお悔やみ申し上げたいと言う多くの声を受けて、最近では喪中はがきを頂いたら、すぐに返事を書くことができるよう「喪中見舞い」という新しい風習が誕生しています。

基本的に「喪中見舞い」は、喪中の方に対しての心遣いをはがきに託して送るものです。

近年誕生した造語なので、特に決まり事はありませんが、相手が喪中であるためお祝いムードを避け、シンプルにまとめるのがマナーです。

喪中見舞いの送り方は?

喪中見舞いは訃報に対するお悔やみを伝える手段で、比較的新しいお悔やみの方法です。

はがきでの返信、香典や線香などのお供え物を添えて送る方法や花とメッセージを添えて送る方法など送り方は色々で特に決まり事はありません。


「喪中見舞いはがき」だけを送る方法もあります。

香典を送る際は、現金を入れた不祝儀袋喪中見舞いの手紙を「現金書留の封筒」に同封して郵送します。

香典の相場は地域の慣習や故人との関係性により変わりますが3,000円~で、新札は使いません。

住所と氏名を不祝儀袋、現金書留の封筒の両方に記します。

手紙は白色の便箋一枚を用い薄墨で書くことをおすすめしますが、特にこだわらなくても大丈夫です。

喪中見舞いの時期は?


喪中はがきはその内容から訃報を知らせるものと感じますが、本来は「喪中につき年始の挨拶を控えます」という欠礼状です。

と言うことから、喪中はがきに対して返信するものはなく、寒中見舞いとして時候の挨拶に変えていたのが今までの風習でした。

そこで、喪中はがきは年賀状を出し終える12月半ばより以前に届く場合が多く、寒中見舞いを出せる年明けまで半月以上空くことになってしまうことから、それよりも先にお悔やみを伝えるツールとして喪中見舞いが誕生したものです。

送る時期に決まりこそありませんが、誕生の背景を考えると「喪中はがき」を受け取ったら年末までには届くように送ることが望ましいと考えます。

ただし年内にお送りすることがでなかった場合、年が明けても送ることができます。

喪中見舞いのマナーは?


喪中見舞いは、近年の家族葬の増加により喪中はがきでご不幸を知ることが増えてきたこと、それにより香典をお渡しする機会がないことへの新しい対応として誕生したものです。

葬儀をだいぶ過ぎているタイミングの場合、香典返しといった「相手のお返しの手間や費用」を考えると、香典や品物は送らず手紙(またはハガキ)を送るだけでも良いと思います。

相手の負担にならないか、配慮して方法を選ぶのもマナーのひとつかと思われます。

また、お供え物を添える場合は、3,000円から5,000円ぐらいが喪中見舞いのお供え物の相場といわれています。

熨斗は、「喪中御見舞」「御供」の表書きで結び切りのデザインのものを選びましょう。
ご不幸から四十九日までは「御霊前」、四十九日の忌明けからは「御仏前」も使えます。
※「喪中御見舞」「御供」はどちらにも使えます。

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まとめ

喪中見舞いはお悔やみを伝える新しいツールです。

まだ馴染みの薄いものではありますが、喪中はがきを受け取ってからすぐに気持ちを伝えられるので、送る側、受け取る側双方の気持ちに寄り添ったものとも言えると思います。

一般的にははがきで送られますが、身近なメールやSNSを使うこともできますし、ご紹介したようにお供物を送ることも可能です。

故人とご遺族を思い、相手の負担にならない方法でお悔やみの気持ちを伝えることが何よりも大切かと思います。

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